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27.2.12

不妊治療



前から気になっていたWSJの転載
してみました



米研究チームは成人女性の卵巣から卵子幹細胞を分離し、
生殖能力があるとみられる卵子に変えることに成功したと
発表した。論議を巻き起こす刺激的な研究結果で、不妊治療の
新たな方法に結びつく可能性がある。
 生物学者たちはこれまで、女性が誕生の際に持っている
卵子の数は限られており、その数は年齢を重ねるとともに
減少すると長年考えていた。今回、医学誌ネイチャー・メディシンに
発表されたこの研究は、卵巣から見つかる数少ない幹細胞が
卵子供給を活性化する潜在性があることを物語っている。
 男性は生涯にわたって精子を作り続けるが、女性の卵子は
そうではないとの見方が定説だった。しかし論文の
主執筆者である米マサチューセッツ総合病院の生殖生物学者
ジョナサン・ティリー博士は「女性は生まれつき(卵巣という)
いわば銀行口座に預けている卵子の数が有限で、
引き出ししかできず、預け入れはできないとされていたが、
こうした従来の通念はもはや当てはまらない」と指摘した。
研究には米国立衛生研究所やその他の団体が資金提供した。
 研究は初期段階にあり、不妊治療の実用化までには
多くの障害に直面する可能性がある。ヒトの卵子は遺伝的
エラーのリスクをはらむ不安定な細胞だ。幹細胞から卵子を
作ると、こういったリスクが増幅する恐れがある。
 カンザス大学メディカルセンターの生殖生物学者デービッド・
アルバティニ氏は「幹細胞は培養すると、不安定になる
恐れがある」と指摘し、「母親の胎内という自然の力で
行われる」のと、実験室で試みるのとには違いがあると述べた。
同氏はこの研究に関わっていない。
 この新たなアプローチの根拠になっているのは、
出産年齢の女性の卵巣にはごく少数の幹細胞が
存在するというティリー博士の発見だ。同博士は
その幹細胞を卵巣から取り出し、卵母細胞、つまり
通常の未熟卵子細胞(卵子の前段階にある細胞)に培養できると考えていた。
 最終的な目標は、女性の卵子を将来使用するために
凍結して保存するのではなく、幹細胞を含む卵巣組織を
少量摘出して凍結することだ。こうすることで侵襲性が
小さくなり、手術時間も短くなる可能性がある。また、
凍結してそれを溶かすという行為によって受ける影響も、
卵子よりも幹細胞の方が小さい可能性がある。卵子は
幹細胞よりも水をはるかに多く含むからだ。
 米疾病対策予防センター(CDC)によると、米国で
不妊に悩む女性は700万人おり、米国女性全体の12%を
占める。そのうち治療を希望しているのは約半数で、
実際に治療を受けているのはさらに少なく、しかも全てが
成功しているわけではない。一部の治療は長期にわたり、
高額な費用がかかるほか、不快な治療もある。
 受精後5カ月経った胎児(女性)の卵巣には700万個の
卵子が存在するが、出生時には100万個、思春期には
30万個ないしそれ未満にまで減る。卵子の数はその後も
減り続け、通常40代後半から50代前半の更年期には
なくなる。生物学者はこれまで、卵子の供給数を増やす
方法は存在しないと考えてきた。
 ティリー博士は約10年前、研究対象にしていたマウスの
卵巣から何らかの方法で卵子が新たに作り出されるのでは
ないかと考え始めた。同博士は2004年、成体のほ乳類
��雌マウス)の卵巣には卵母細胞を生み出す幹細胞が
存在することを発見し、科学誌ネイチャーで論文を発表した。
 この研究結果については激しい論議が交わされた。多くの
科学者は卵子幹細胞の存在を疑問視し、生物学的機能のない
遺物に過ぎないと指摘する向きもあった。
 近年、ティリー博士やその他のチームが行ったマウスの
研究が当初の主張を補強した。ティリー博士はオバサイエンス社を
共同設立し、特許で保護された同博士のチームの研究結果をライセンス供与した。
 2009年には支那の科学者が成体マウスから卵子幹細胞を
分離し、培養した。これらの細胞はマウスの卵巣に移植され、
生存可能な子孫を生み出す卵子が作られることが示された。
 ティリー博士のチームは支那のチームの技術を改善し、
ヒトの卵子幹細胞での実験を始めた。若く、健康な女性から
卵巣組織を摘出するのは難しい。しかしティリー博士は、
日本で性同一性障害治療手術の一環で卵巣を摘出した
患者に要請し、卵巣提供の同意を取り付けた。
 ティリー博士のチームは卵巣の外側の部分、つまり
皮質から幹細胞を分離した。これらの幹細胞を培養すると、
自然発生的に卵子に変わった。できた卵子は、通常の
卵子と同じ物理的特徴と遺伝子シグネチャーを持つ。
 実験では、卵子幹細胞に緑色に光る目印を付けた。
卵子幹細胞はその後、少量のヒトの卵巣組織に注入され、マウスの皮下に移植された。
 7日から14日後に移植片を調べたところ、いくつかの
未成熟卵子の形成が確認された。これらは緑色の
目印によって光っており、移植された卵子幹細胞から形成されたことを示していた。
 次のステップは、マウスの実験と同様、研究で作られた
卵子がヒトの胚にまで成長するかを確認することだ。
米国では実験目的で胚を作るのは倫理的に問題で、
法的にも問題になる可能性がある。しかし、英国では
このような胚を作る許可が得られる可能性がある。しかし、
できた胚は14日以内に処分されなくてはならないという条件がある。
 ティリー博士は英エディンバラ大学の細胞生物学者
エベリン・テルファー氏と提携した。同氏はヒトの卵子に
関する研究に長年携わっており、以前はティリー博士の
研究に懐疑的な見方をしていた。現在、チームは卵子
幹細胞由来の卵子からヒトの胚を作り出せる日が訪れることを願っている。
 前出のアルバティニ氏は「そうした日が訪れるのは
ずっと先になると思う」と述べた。しかし「この研究が
不妊治療研究に新たな道を開いたことは間違いない」と指摘した。
記者: Gautam Naik

NHKで散々だったからね
年を取れば仕方ないだろうけど
この研究も実用化されるのもまだまだ先そうです
なので、ここで亡くなったラットの数が
気になってます
ラットも作られているかと・・
さて、WSJは反日という噂があるのですが
これからわかりますかね

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お、お、オスプレイ

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