全国読書感想文の課題図書です
娘が予約していたものが
やっと着て、、、
マタギの話がおもしろくて、、
写真付きですが、白黒でカラーが良かったなぁと
思っていましたが
いやはや、白黒も渋くていぃ
マタギ、、奥が深いです
「マタギ」と言う言葉には、いろいろな説があって
マンダと言う木の皮を剥いで、布を織るため
「マンダハギ」から「マタギ」に、、
さらに鬼よりもまた強い人々であったので
「又鬼」(またぎ)と言うように、、
またアイヌ語には狩りを意味する
「マタク」
雪の中での狩りをを意味する
「マタウンパ」と言う言葉があり、それらが訛ったのでは、、
とか
アイヌ語、出てきましたね
そう、マタギはアイヌの精神にも似た
古~い風習があります
この本の中に出てくるマタギこと
吉川さんの家は、代々
シカリ(頭領、マタギ衆をまとめるリーダー)を
務めてきた家柄
昔は、大勢で山に入りクマをしとめた
だけどそこには、代々伝わるしきたりと
そして、クマの生息する山には
神様がいると信じられていて
山に生息している動物たちをとても敬っていました
そう、いつも心は
山の神様に、感謝の気持ち、、
山にクマや、希少種の動物達が住めるのも
神様のおかげ、、
だけど人は生きていくために、ほんの少しだけ
狩りをさせてもらい、食糧をいただく
だから申し訳ない気持ちと、それでも山を大事にしたい気持ちが
マタギの間に脈々と語り継がれていました
ほら、マタギってどうしても
クマを狙って撃っているイメージしかないのですが
マタギの精神は、とても尊敬します
本の中には、吉川さんのひぃおじぃさんが
行っていた当時の狩りの様子が書いてあり
読みごたえがあります
だって、相手はツキノワグマですから、、
でもしとめた後のマタギ衆は、とても悲しそうでした
そして、いのりのことばを大然りマタギが小声で唱え
小さい儀式を執り行います
いのりのことばは、クマと言う大切な山の宝を
人間にさずけてくれた事へのお礼
そして、クマの魂が無事に神様の元へ戻っていけるように
と言う心からのいのり、、
その言葉は、大然りマタギが亡くなる時に
やっと次の代へ引き継がれる大然りマタギに
伝えられるそうな、、(吉川さんも死ぬ間際に聞いた)
山の中では、山ことばでしか話が出来ず(狩りに付いて行きながら覚える為、初めて狩りに付いて行く人は
一言もしゃべれない、勿論しゃべってしまったら 水垢離(みずごり)をさせられる。冷たい川の水を頭から
かぶり、身を清める)
里ことば(入山する前の言葉)を使ってはいけないしきたりもあり
いのりのことばも、山ことばで出来ているそうな、、
とても気になる、いのりのことば
山ことば、少し載っていました
水、、、ワッカ(ワッカは、水、血、雨、涙などすべて指す)
山、、、トマ
太陽、月、、、トンピー
星、、、コデラシ
クマ、、、イタジ、イタズ
キツネ、、、オナガ
鳥、、、ハムシ
サル、、、シネカ
米、飯、、、クサノミ
殺す、、、タタク、タダク
マタギは「ヤ」の音を極度にタブーとしているらしいけれど
関連もなさそうなので、覚えるのは大変そう、、
マタギの言葉には、アイヌ文化の影響もあるそうで、、
さらに興味が、、、
山ことばを話すのは、入山の時
その狩りの時期は、冬の間
あれ?冬眠、、と思いましたが
冬眠している間は、仮死状態ではなく
浅く眠っているだけなそうな、、
そして、雪が降って辺り一面銀世界になると
クマも見やすい
暖かい時期に、冬眠する穴を確認しとくらしい
ある日、吉川さんが友達と一緒に
クマをしとめに行く話しがあるのですが、、
それも読み応えが、、、
一緒にいた友達の反応がおもしろいですが
生死をかけた狩りの行方は
いつも山の神様に委ねています
そう、吉川さんが亡くなれば、山の神様はクマを守ったと
クマが亡くなれば、人を守ったのだと、、
そうして、吉川さんはマタギをしてきた
そしてその時に、撃ってしまったクマは
母熊
マタギのしきたりでは、2歳前の小熊のいる母熊は
撃ってはならない
勿論、小熊も撃ってはならない
山の動物達は、山の神様のものだから
必要な分だけを神様から分けていただく
マタギは欲張ってはならない
欲を出すと、山の神様の怒りを買い、恵みを授けて貰えなくなる
そういう考えで、何百年にも渡り山を、この地に生きる者を
守ってきた
だけど、母熊を撃ってしまったので
小熊だけでは、生きていけない
しかも、2匹
今回の狩りでは、山の神様が味方したのは
人間
命を助けてくれた上、母熊という恵みを授けてくれた
だけど小熊は、母熊を奪われ
このまま飢えるか、他のけものに襲われて死ぬかもしれない
それを、山の神様が望むのだろうか、、
考えていた吉川さんは、小熊の命も引き受けようと決めた
それが山の神様の意思であり、自分達の
人間の責任
と言うわけで、マタギがクマを飼うことに、、
でもそれも使命だと思います
吉川さんは、旅館を暖かい間経営しているので
そこに、2匹のツキノワグマが居ます
野生に返そうと試みますが、帰ってきてしまうので
最後までめんどうを見る事になりました
吉川さん、マタギだけではなく
世界遺産の白神山地の巡視員
さらに、白神山地ガイド倶楽部会長
ご多忙です
1度は、ブナ林を見たいですよね
泊まる時は、吉川さんのいる旅館へ、、
旅館の名前は、「熊の湯温泉」
場所は、青森県鯵ヶ沢町です
本を読んですっかりファンに、、、
その吉川さんが、最近気になる事は
やっぱり、クマが人里に現われたところを
マスコミが変に報道、、
人が、自然環境を変えてしまったことなど
すっかり忘れ、目の前に現われたクマに
襲われると思い込み、あわてて逃げ出し
勝手にころげ落ちて怪我をしたり、、
そういう事故を含めて、クマが危害を加えなくても
「クマによる危害」になり
「クマ=恐ろしい生き物」として、間違って認識されてしまうこと
クマだって、人には会いたくない
人に姿を見られたクマは、気付かれて騒がれたりしないうちに
木立に紛れてひっそりと立ち去っていくのに、、
だから山の中でクマを避けるには、人が歩いている事を
クマにわかってもらうのがいい
昔から、熊山は騒いで歩けと言う言葉があるそうで、、
クマよけの鈴を持ち歩いたり、音楽を鳴らしたり、、
それでもクマに会ってしまったら
5Mくらいの場合、クマがじっとしているなら
騒がず、立ち去るといい。クマもほっとして姿を隠す
20Mくらいの場合、クマがじっとしているなら
背中を見せずに後ずさりしていくのがいいそうな
背中を見せて駆け出すと、クマは追いかけてくるそうで(早い)
犬と同じ、動物の習性なので、、
こちらが何もしなければ、クマだって何もしない、、
そう、ハチも同じ
木に登ると良いか?
ツキノワグマは、木登りが得意です
死んだふりはどうか?
死んだふりをした主婦がいたそうで
うつぶせになっていたのを、クマが近寄ってきて
頭をはたきながらひっくり返した
それでも主婦は、悲鳴を上げずに我慢して
動かなかった。するとクマは危険がないと判断し立ち去った
命は助かったけれど、鼻がもげたらしい、、
なるべく、クマに会わないように工夫するのがいいそうです
これから冬眠するために、食べ物を沢山採るので
会わない工夫を、、
この本、課題図書だけにまだまだ予約がありました
大人はすぐに読めるので、参考にどうぞ
クマとは共生しないとならないので、人が頑張りましょう