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29.2.12
ルイボスティー
あら
【2月29日 AFP】南アフリカ・西ケープ(Western Cape)州の農園。
赤く茂ったルイボスの枝を農場労働者たちが鎌で刈り取っていき、
日なたに並べて乾燥させる。
こうして作られるルイボスティーは、世界で増え続けるルイボスティー・ファンの
喉をうるおしている。だが、農園がいま最も懸念しているのが、ルイボスが
依存する繊細な生態系を破壊しかねない気候変動だ。
ルイボスティーの年間輸出量は、過去13年間で4倍にも増えた。
健康上さまざまな利点があると考えられ、すっきりした味わいも
手伝って、ルイボスティーは多くの国々で今はやりの飲み物と
なっている。カフェインを含まず、タンニンの量も極めて少ない。
ルイボスが育つ地は、世界でも西ケープ州のセデルバーグ
��Cederberg)山脈一帯だけだ。この乾燥した砂だらけの土地では、
植物はほとんど育たない。ルイボスだけが繁茂し、土壌中の
微生物と共生している。これまで、オーストラリア、米国、支那で
ルイボスの栽培が試みられたが、いずれも失敗に終わっている。
■温暖化と乾燥でルイボスは絶滅?
ウィレム・エンゲルブレヒト(Willem Engelbrecht)氏は、
西ケープ州・クランウィリアム(Clanwilliam)近くにある
ルイボスティー農場「Groenkol Rooibos Tea Estate」を
父から受け継いだ。同氏は、この10年間に天候が極端に変わったと感じている。
もともと、この地域は厳しい気候条件下にあった。冬には
気温が氷点下まで下がる一方、夏の気温は48度まで上がる。
だが、エンゲルブレヒト氏によると、このところ夏はますます暑く、
冬は一層、乾燥するようになっており、これに合わせて
農法も変更せざるをえなくなっているという。
だが、このまま気温の上昇が続けば、エンゲルブレヒト氏のような
農園経営者の手にも負えなくなり、6億ランド(約65億円)規模の
ルイボスティー産業そのものが危機に陥る恐れがある。
南アの科学産業研究会議(Council for Scientific and Industrial
Research、CSIR)の予測によると、今後の100年間で西ケープ州は
厳しい気候変動の影響に見舞われる。大半の地域で気温が3度上昇し、
乾燥化も進む。同州だけでなく、南アの内陸西部や沿岸地域の
未来図も明るいものではないという。
■ルイボス産業関係者たちは前向き
それでも、ルイボスティーで生計を立てている人々は、前向きな
姿勢を保とうとしている。
ルイボスティー産業は好景気に沸き、生産高は年間1万2000トン。
うち半数が輸出されている。ティーカップ48億杯分の需要を
満たすには十分な量だ。同産業は推定4500人の雇用も生みだしている。
「世界各国で人気を確立したルイボスティーだが、ルイボスの
生産地は、ごくわずか。だから、この産業は相乗的に成長するはず」と
話すエンゲルブレヒト氏。同氏ら経営者にとって重要な問題は、
気候変動でルイボスが絶滅する前に、ルイボスティーのブームが、
あとどれくらい続くのかということだ。(c)AFP
ぅーん、あまり美味しかった印象がないのですが、、、
効能は、消化不良、胃炎、体質強化、精神、血圧の安定
不眠、アレルギー症状の緩和など
フラボノイドやミネラルが入っていて
特定の地域でしか栽培できなかったような
原住民の間では、不老長寿の薬と言われ
ブームがあったんですね。。
また、起きますか?
今度またチャレンジしてみます
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