去年の10月から案内していないことに気付き
あら大変 ^^;
ということでご報告です
9月分
☆ ペニーロイヤル
精油はペニーロイヤル油で香料原料にされています
また、健胃、駆風薬に利用されるほか、昔はノミ駆除のためにこの葉を床にまいたそうです
ベッドの下とかまくと、、、いいかも。
☆ ペパーミント ・・・ウォーターミント(M.aquatica)とスペアミントの交雑種といわれています
ホワイトペパーミントとブラックペパーミントがあります。比べるのもおもしろいです
☆ ベラドンナ
種小名ベラドンナはイタリア語で美しい女という意味で、この液果の汁を
頬紅に用いたとか、汁を眼にたらすと瞳孔が拡散して美顔になるといわれていました
瞳孔拡散で美顔
・・・ (´・ω・`)
☆ べルガモット
属名のモナルダは北アメリカの植物を研究したスペインの医師Nicholos de Monardes
を記念してつけられています。イギリスの移民が北アメリカへ渡航するときに
身近な野菜やハーブの種子を携えていきましたが、現地には立そこの植物を知り
利用法を住民に教わりました。
ベツガモットもその一つで、オンタリオ湖に近いオスウィーゴ地方でのことで
英名をオスウィーゴディーと呼ばれてました
このような植物の種子は本国に送られて、庭園の一員になり、ハーブの仲間入りを
しています。ベツガモットはヨーロッパには1774年に入っています
実がなる方かと思いましたが、、、実がなる方が、、、
☆ ホースラディッシュ
利用法は、野菜店でおかわさびとして直径2、3cm、長さ10cmぐらいのものを売っていることが
あります。主人は買ってきて、和食と合うと気に入ってます
☆ ホップ
ポップはビールに欠かせないことはご承知のとおりですが、利用するのは雌株の花(雌花)だけで
緑色の松かさのような形のものを夏の終わりごろに摘んで、鱗様の苞葉の中にある
黄色い粒々(ルブリン)を集めて使います
利用法は、ビールのほろ苦さと澄んだ黄色は、上質のホップがなければ造れないので
メーカーは苦心してよいものを入手しています
ポップに含まれるケルトリンやフムロンという成分などに利尿作用や鎮静作用があるというので
ビールは保健飲料であるとされてきました。また、催眠作用(スリープピロー)を使うとよいと
伝えられています
若い葉を摘んで、苦味をゆでこぼして食べる人も・・・
10月分
☆ Papaver somniferum ・・・ポピーです
日本では”麻薬取締法”で、その栽培を厳しく禁じられていますが
その種子は脂肪を50%も含んでいて食用にされ(七味唐辛子やパンなどに使用)
また油絵の具用のケシ油を採るために大量に輸入されています
漢方では、成熟した果実の殻皮(阿片と種子を採った後の残殻)を
罌粟穀と呼んで、咳止め、痛み止め、下痢止めなどの薬としています
なお、全く阿片の採れないヒゲナシ(P.rhoeas)、オニゲシ(P.orientale)など
葉の付け根が茎を抱かず、萼や葉など全体に毛の多いことで、ポピーと
容易に区別の出来る種類の栽培は、全く禁止されていません
☆ ルリジサ、ボラゴソウ ・・・ボリジです
利用法は、葉の成分はアラントインで、ディオスコリデス(西暦65年ごろのギリシア人
ローマ皇帝ネロの軍医で古典的名著として名高い、植物を含む薬物を解説した
「マテリア・メディカ(薬物誌)」を著した)のころから悲しみや憂いを払うと
伝えられて憂うつ病、ヒポコンデリー(心気症)、腺病質の治療に使われてきました
粘滑、解熱、利尿薬にされています
☆ ニガハッカ ・・・ホワイトホアハウンド
枝葉の精油分をキャンディーの味付けにします
☆ ウスベニタチアオイ、ビロードアオイ ・・・マーシュマロウ
利用法は、太い根には25~35%もの多量の粘液を含んでおり
昔はこれからゼリーのようなお菓子を作っていました
お菓子のマシュマロはここから名付けられました
粘液にはペクチン、タンニン、アスパラギン酸などが含まれ
口内炎、気管支炎、尿道炎などの炎症を和らげたり
筋肉痛、捻挫に塗布して鎮痛させたりします
甘くしたらマシュマロみたいな・・・
☆ マヨナラ ・・・マージョラムです
利用法は、枝葉にカンフル、ボルネオールを含み、鎮静、鎮痙
鎮咳薬とされ頭痛や胃弱に使われてきました
☆ カラシナ ・・・マスタードです
同じ仲間には、ねり芥子や辛子粉を作る種子を採る
クロガラシ(学名:B.nigra 英名:Black Mustard)
シロガラシ(学名:B.alba 英名:White Mustard)があり、香辛料
薬用として使われています
11月分 ・・・なんとここで順番間違いが、、、|д゚)
☆ Myrtus ギンバイカ、イワイノキ ・・・マートルです
いくつかの言い伝えや神話のある木で、中ではアダムが地上に追放されたときに
食物の王小麦と果物の王ナツメヤシ、そして香りの良いマートルの枝を
持って行ったという伝説があります
また、女性の純潔をあらわし、イタリアなどでは月桂樹と同じように結婚式の
リースにも使われます。イワイノキの和名もこうした祝事につらなることから
由来しているのでしょう
☆ Marigold マンジュギク、クジャクギク ・・・マリーゴールドです
キンセンカ(ポットマリーゴールド)をたんにマリーゴールドと呼ぶ人もいるので
ときに混同されることがありますが、キンセンカは冬型、マリーゴールドは夏型で別の物です
根から地中の線虫の忌避成分を分泌するので大根畑などの「生物農薬」としての
利用が進められつつあるほか、殺虫の効果も期待され研究調査が行われています
☆ White mulberry カラグワ、マグワ ・・・マルベリーです
日本では古くから健康茶として親しまれ、支那の本草書(薬学書)では
「不老長寿の妙薬」と書かれています。根の皮を用いた生薬の桑白皮は去痰剤として
親しまれています。ハーブディーでは血糖値を下げる効果があるといわれ
古くから民間療法としても親しまれています。
☆ Mallow ウスベニアオイ ・・・マロウ
マロウという発音が連想させる”柔らか””滑らか”な感じのハーブです
葉に気管支炎、胃炎、胃潰瘍などを鎮めたり、緩下作用(便秘を解消する)があり
根には鎮痛、鎮静作用があります
西ローマ帝国を再興したカール大帝は、畑や庭にマロウを必ず植えるように布令を出したと
いわれています。また、古代ローマの昔から手のひら大の葉や花弁は野菜として
食べられてきました。日本やアジアで食べられているアオイ(オカノリ:葉を海苔のように
焙ってもんで食べます)やオクラなどと同様に茹でて和え物、バター炒めなどに利用できます
PM2.5が飛んでいる時には・・・
☆ Japanese parsley ・・・ミツバです
育て方は、日本産なので地中海産のハーブ類とは逆に、多湿を好み
水切れを嫌います。毎年、春か秋に種子をまくといつでも発芽しますが
本来は多年草なので葉を次々と刈り取って利用できます
栽培地はいくぶん日陰のほうが適します
前は友達の家に取りに行ってましたが、、、育ててます
☆ 古名:メガ ・・・ミョウガです
種小名の”ミオガ”は”ミョウガ”を意味するように、本州、四国、九州、沖縄にかけて
分布する代表的な日本のハーブの1つです。多くは裏庭や竹やぶなどに自生するものを
採取して利用していましたが、特有の香気を賞味するために栽培もされています
冬は枯れていて春になると土中に浅く這う地下茎から、細い緑色の筍状の芽(ミョウガタケ)が
出てきます
俗に「ミョウガを食べると健忘症になる」といわれたりしますが、根拠はなく
ビタミン類などが乏しいのですが、食欲増進の効果があります
12月分
☆ Musk-mallow ジャコウアオイ ・・・ムスクマロウです
moschataとは「じゃ香のような香気のある」という意味。
育て方は、日当たりのよい、軽い水はけのよいところに植えます
湿気が多いとむれて消えやすいようです。普通は種子で増やします
☆ Phytolacca esculenta ヤマゴボウ ・・・有毒なハーブの種類です
山菜として珍重され味噌漬けとして土産物店などで売られている
ゴボウアザミを一般にヤマゴボウと呼ぶために、本項の
”本当のヤマゴボウ”とよく混同されます
山菜のヤマゴボウの方は”野菜のゴボウ”と同じキク科でおいしく食べられるのに対し
この本当のヤマゴボウは有毒です(あく水で茹でてよく水にさらすと食べられます)
根は漢方で”商陸”と呼ばれ、利尿剤として浮腫みの薬としますが
間違って食べると吐いたり下痢をしたりと、中毒を起こします
☆ Yarrow セイヨウノコギリソウ ・・・ヤロウです
葉の形からノコギリソウと呼ばれています。属名のアキレアは、ギリシア神話の勇士
アキレウスにちなんでおり、彼がこの草で部下の兵士たちの傷を治したことから
切り傷に効く薬草とされてきました
主要成分はタンニンで、カモマイルと同じカマズレンも含み、浸出液は消炎
止血、収斂、殺菌などによいとされ、傷の治療薬として妥当なことが証明されています
その他にも、強壮、健胃、鎮痙の効果があるとされています
☆ Blue tree ユーカリジュ、ユーカリノキ ・・・ユーカリです
原産地には数百種類があり、木材や植栽用などに使われています
砂漠などの乾燥地の緑化樹として特殊な需要がありますが、揮発性の
精油分が多いので山火事が多発するという欠点もあります
ユーカリの林を遠くから眺めてると青く霞んで見えるので
ブルーフェーズ(青霞)と呼ばれています
1種にレモンの芳香(リモネン)を多く含むものがあり、レモン・ユーカリと呼んで
精油分を採るために栽培されています
☆ Lavender Lavande ・・・ここからラベンダーが続くのです
昔からラベンダーの香りは「神経を鎮静化する」香料があるといわれてきましたが
近年の科学技術の進歩で脳波の検査や香気成分の測定などができるようになって
まさしく、その効果があることが確認されました。他にも頭痛やめまいを治すとか
学名のラワンドラの由来が”洗う”であるように、髪のリンスやハーブ・バスに用いると
よいとされています。ラベンダーの香りのする化粧品が、石鹸をはじめ多いのは
このあたりからきているのでしょう
あぁ、、、苗が欲しい。。
種子からは一昼夜、水につけます。水が茶色ににごったら、いったん水をかえるとさらによいでしょう
その後、種子を乾かさないように、ぬらした布巾のような布に包み、さらにポリエチレンなどの
袋に入れて冷蔵庫で3~4日保管します
それを取り出し、清潔な用土にまき、軽く覆土します。種子まき後は15~20℃ぐらいの温度を
保ち、まき土を乾かさないように管理すると、2週間くらいで発芽してきます。仮に3月末頃にまいたとして
その年のうちに花が咲けば、上手に育てられたことになります。
市販の種子でうまく芽が出る数は、、、全部という補償はないですね。はい
これで去年まで全部です。相変わらず長いですが
メルマガはもっと長いです。( ̄▽ ̄)
参考にどうぞ
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